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人間は心の持ち方ひとつで、心が豊かに温かくなる
みなさん、こんにちは。松本龍さんの友人としてご挨拶させていただきたいと思います。今日はひと言、龍さんから「こういう暗い世の中だからこそ皆さんの心が温かくなるような景気のいい話をしてくれ」ということでしたので、心が豊かになる話をひとつさせていただいて、私の役目を果たしたいと思っております。
私はいろんなところでいろんな方と話をしますと「健康が一番ですね」とか「心の豊かさが一番ですね」と言われるんです。以前、あるお坊さんが本に書かれていたんですが、自分の檀家のおばあちゃんが96才になったとたんに、水泳教室に行きたいと言い出したそうです。「健康のためですか?」と聞いたら「三途の川を泳いで渡りたい、渡し賃がもったいない」と言ったそうです。行ったらいいじゃないかと勧めたら25m泳げるようになったらしいです。家に帰って「私は25m泳げるようになった、三途の川を泳いで渡れる、渡し賃がいらんようになったぶん、私は遊ばせてもらう」と嫁さんに言ったそうです。
あくる日、嫁さんがインストラクターに1つのお願いをしたそうです。「うちのおばあちゃんのことで一つお願いがあります。三途の川の幅がどれくらいあるか知らんから、何メートルでも泳げるようにしてもらって結構だけど、練習してもらったら困ることがある。ターンの練習だけはやめてもらいたい。行ったら行ったまんまにしてほしい」と。すると、その話を聞いた中部地区のある企業の社長さんが、こんな話をしました。「自分の親父が、神経痛で腰が痛いといってたから水泳教室行き出したら、最初イヤイヤ行っていたのに皆勤賞で、毎日毎日イキイキと行くんですよ。腰が悪くなっていたのも治りましてね。なんでそんな一生懸命になるんだと聞いたら、ばあさんには黙っとけと言われまして、若い女の人の水着姿を見るためにだけ、俺は行っているんだ。それで腰も良くなった」と。私はその話を聞きました時に、やっぱり人間というのは心の持ち方ひとつで心が豊かになるし、心が温かくなるんではなかろうかと思いました。
小さな出会いの積み重ねが大きな出会いになる
この前、島根の方に行きまして、島根の中学2年の女の子がこんなことを書いているのを見ました。なぜそのことを思い出したかというと、松本治一郎先生の事が書かれた新潮社の本がございまして、こういう気持ちではなかろうかなと思ったからです。その中学2年の女の子ですが、「自分のおばあちゃんは足が不自由だ。それは、おばあちゃんが小さい頃、遊んでいる時に、竹のようなものが刺さって、そこからバイ菌が入り、片方が不自由になってしまった。おばあちゃんとおじいちゃんが結婚する時に大変な反対があった。農家にくるわけですから五体満足な人間をもらえとか、健康な方がいいと非常に反対を受けた。しかし、おじいちゃんがその反対を全部はねのけた」。そんな話をお母さんからロマンスとして聞いたそうです。おばあちゃんに話を聞こうと「おじいちゃんとはどんなロマンスがあったの?」と尋ねたら、あんたが自分でおじいちゃんに聞きなさいと言われたそうです。おじいちゃんは「体が不自由だからといってみんなに反対された時に、私の心が動かなかった理由はね、足や手が不自由なのは人間としての特徴であって、欠点ではない。欠点ではないんだから、普通の人間と何ひとつ変わらないと思ったから。おばあちゃんの足が不自由というのは背が低いとか高いとかと同じで、特徴であって欠点ではないと思ったから。だからみんなの反対にも心は動かなかった。それで、おばあちゃんとはこうして幸せに暮らしとる」と話してくれた。その女の子は、自分のおじいちゃんの強さとおばあちゃんの優しさが、自分のお母さんにも、その血として流れてる。そして自分もそのおじいちゃんの強さとおばあちゃんの優しさをいただいた。私の誇りは、おじいちゃんとおばあちゃんです。以上が、青少年作文コンクールの女の子の作文です。
私は、龍さんの志の中にも、治一郎先生の世代からの血が綿々と流れているのではなかろうか、私は会いたくても治一郎先生に会うことはできませんが、治一郎先生を必要としていた時代があって、次は松本英一先生を必要とした時代があって、そして今、龍さんを必要としている時代が来ていると思うのです。人と人との出会いは遅くもないし早くもないと昔から申します。今の時代に松本龍さんと出会ったということは、我々自身の喜びです。奥様やお母様や事務所のスタッフの方々、どうぞ龍さんの健康に留意されて思う存分活動ができるようにバックアップをしていただきたい。選挙になればここにおられる皆様方の力が必要になってくると思います。小さい出会いの積み重ねが、この大きい出会いになったのだと思います。
幸せとは、遠くにある大きなものではなく、身近にあるささやかなもの
先日、中国電力というところでお話をしました時に、ある女性がお茶を持ってきてくれまして、こんなことを話されました。「林住職、私は素晴らしい両親のもとに産まれました。家は非常に貧しく、買いたいものも買えず、食べたい物も食べられなかったんだけれども、両親にとても大切にされたんです。そして会社に勤めた頃に好きな人ができました。結婚しようと思いましたけど、相手の方も貧しかったので、ふたりで結婚式の費用を稼ぎました。初めてお互いの家に挨拶をすることになって、男性の方が自分の家に挨拶にきました。その時に自分の両親がボロボロの家のタンスの中から貯金通帳と印鑑を取り出し、これを何かの役に立ててほしいと言われました。通帳には84万円貯まっていました。しかも、一度も引き出していないことにびっくりしました。毎日毎日預金をしていたんですが、150円を超えたことはなく、70円とか80円とか147円とかの細かい金額が並んでいる貯金通帳を渡されました。自分は受け取ることができなくて、お父さんお母さんが使ってくださいと返しました。その10年後位に両親が亡くなり、その貯金通帳を一番に探しました。私たちはそのお金が欲しいのではなく、私たちの子供のために家宝として残したかった。そして私たちの子供達に、こうやって大切に育てくれた父、母の血が流れていることを教えたかったんです。ところが、どんなに探しても通帳は見つからなかったんです。おそらく父と母が天国に持っていったんでしょうが、そのことが残念でした」。
私は、みなさんと龍さんとの出会いというのはそれぞれ違うんでしょうけども、小さな出会いかも分かりませんけども、その出会いがこうして一か所に集まりますと、素晴らしい、大きなものに変わってくるのではないかと思います。どうぞ、おひとりおひとりが龍さんとの出会いを大切に育てていただき、またこれからも龍さん、ご家族、そしてスタッフの方達を皆さんで支えていただきたいと思います。幸せというのは遠くに大きくあるものではなくて、目の前のほんの小さな、ささやかなことでも幸せと感じる心というのが大切なんです。龍さんが疲れて帰ってきた時の奥さんの笑顔だったりとか、子供さんの笑顔だったりとかが癒しになっているのではなかろうかと思います。そして皆さんの龍さんに対する温かいひと言が、龍さんにとっての一番の支えになっていると思います。
これからも皆さんが龍さんが育つためにお手伝いをしていただきますことをお願いしまして、私のご挨拶といたします。本当にありがとうございました。
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